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あいちの伝統野菜「法性寺ねぎ」出荷本格化/組織の意義明確に/JAあいち三河法性寺ねぎ研究会

2018/12/14

 あいちの伝統野菜の一つ「法性寺ねぎ」の出荷が本格化しています。JAあいち三河法性寺ねぎ研究会は12月6日、岡崎市のJA本店で目揃会を行いました。個選による産直出荷が主の同研究会ですが、組織の意義明確化と産地の維持発展を目的に、昨年から圃場巡回と目ぞろえ会を導入しました。
 今年は夏の猛暑や台風の影響で生育が遅れ気味でしたが、冬の冷え込みが弱いことで持ち直し順調に生育しています。目ぞろえ会は圃場巡回後に行い、生産者や県農業改良普及課、市場担当者、JA職員ら15人が参加しました。出荷規格の確認や圃場巡回の講評など意見を交わしました。
 法性寺ねぎは、甘味や香りが強く、柔らかい食感が特徴で、同研究会では17人が1.7ヘクタールで栽培しています。11月中旬から出荷されており、3月まで続く予定です。ピークは寒さが増す1、2月で、JA産直店舗や地元市場などに出荷しています。
 八田政弘会長は「生産者全員で励まし合い、支え合い、学び合い、伝統の法性寺ねぎを多くの方に食べてもらえるよう頑張っていきたい」と話しました。

写真=法性寺ねぎの規格を確認する生産者