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岡崎市の二村さんが日本農林漁業振興会会長賞に輝く/小麦単収が県平均の1.4倍
2018/12/07
愛知県岡崎市の水田作農家である二村誓也さん(51)は11月28日、同市の内田康宏市長を表敬訪問し、2018年度農林水産祭における農産・蚕糸部門で日本農林漁業振興会会長賞を受賞したことを報告しました。
同賞は、農林水産祭での最高位である天皇杯、内閣総理大臣賞に次ぐ功績で、農林水産大臣賞受賞者または団体(今年度の対象は512点)から、部門ごとに選ばれます(園芸、畜産など7部門)。
二村さんは17年度全国麦作共励会において農林水産大臣賞を受賞しています。同年の経営規模は93ヘクタール(小麦25ヘクタール、大豆25ヘクタール、水稲43ヘクタール)で、主に両親と二村夫妻、娘婿の5人の家族経営です。家族経営で大規模水田作を可能とする省力・効率化の徹底や、綿密な作業計画に基づく適期作業ときめ細やかな栽培管理、高単収・高品質麦生産の実現などが高く評価されました。単収は、同年の全国平均が427㌔、県平均(品種「きぬあかり」のみ)が489㌔であるなか、685㌔と県平均の1.4倍を実現し、受賞の大きな要因となりました。その他、家族内で経営協定を結び、家族の役割分担や給与、休日を明確化し、意欲的・効率的に働ける環境づくりを行っている点も優良な経営事例として評価されました。
二村さんは「天皇杯が取れていないので次の目標ができた。それに向かって引き続き頑張っていきたい」と話しました。
写真=日本農林漁業振興会会長賞を受賞した二村さん