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「いちご塾」で苗場作り/4月完成を目途に作業進める/JAあいち三河

2025/03/27

 JAあいち三河がイチゴの新規就農者育成と定着を図る「いちご塾」6期生は、3月上旬からイチゴの苗場作りに取り組んでいます。これからの農業を担う若手研修生にとって少しでも初期経費削減に繋がるようにと実施しました。
 給水用塩ビパイプの埋め込みやシート張りを終えた3月24日、塾生2名やJA職員が参加。150㌢間隔に直管パイプの打ち込み作業を行いました。苗場の完成は4月を目途に進めており、完成後は「いちご生産拠点研修農場」横で管理している苗を運びこみ、最大で3万6000本の定植苗を確保する予定です。
 6期生の山口由貴さんは「先輩農家はすでに苗場があるため、自分たちで苗場を作るのは初めて。間隔やパイプをまっすぐ打ち込めるように意識した」と話しました。
 同JAでは自己改革「農業生産の拡大」や地域農業の維持・発展を目指し、令和元年度より新規就農者育成と定着を図る「いちご塾」を開講。研修生が実際にイチゴ苗の管理や定植、収穫など年間を通じて栽培の流れを学べるよう就農を支援します。また、高度な栽培技術を持つ部会員が多く揃う産地で、就農後も定期的なフォローアップで新規就農者を支えています。

写真=パイプを打ち込むいちご塾6期生(24日、岡崎市坂左右町)