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カメムシの越冬調査実施/愛知県農業総合試験場職員らと連携/JAあいち三河
2025/02/19
JAあいち三河管内である幸田町で2月10日、チャバネアオカメムシの越冬調査を行いました。広葉樹林帯の斜面で木漏れ日が当たる地点を調査地点とし、果樹栽培産地5市17地区で1月中旬~2月下旬にかけて毎年実施。越冬量を調査することで、次世代の発生量を予測します。
この日は、愛知県農業総合試験場病害虫防除室の職員や西三河農業改良普及課、JA職員5名が参加。幸田町須美にある2地点に、1辺1㍍の四角形の枠を置き、その中の落葉や腐葉土を回収しました。例年秋以降カメムシの発生が少なくなるが、昨年は減少していない状態で休眠期を迎えたため、発生量が多いことが懸念されます。
採取した落葉、腐葉土をもとに試験場にあるガラス室で保温し、活動を再開した成虫数を把握します。結果は愛知県のホームページ「あいち病害虫情報」に4月頃掲載されるほか、試験場が発信する病害虫予測情報をもとに各部へ広報する予定です。
写真=落葉や腐葉土を回収する病害虫防除室の職員(10日、幸田町須美)