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巨大イチゴのグランプリや即売会開催/商品価値を高めるとともに消費者へ更なるPR図る/JAあいち三河
2025/01/23
JAあいち三河管内の岡崎市と幸田町は県内でもトップクラスのイチゴ産地。「紅ほっぺ」の栽培過程でできる巨大イチゴを「でかほっぺ」として商標登録し、付加価値をつけた販売方法で農家所得の向上に繋げています。巨大イチゴのグランプリや即売会を開催するのは珍しく、商品価値を高めるとともに消費者へ更なるPRを図ります。
1月17日、「第23回JAあいち三河いちご品評会」・「2025でかほっぺ・でかきらりグランプリ」を開催。品評会には、岡崎市いちご部会と幸田町いちご組合から77点が集まり、西三河農業改良普及課や行政ら6人が果形や玉揃い、糖度などを基準に審査。最優秀賞である愛知県知事賞には小野敏幸さん(幸田町)が輝きました。
グランプリでは、昨年度最重量よりも約30㌘重い173㌘を含む全47点が出品。普段目にするイチゴの約14倍の大きさとなります。見た目のインパクトや重量などを基準に審査し、グランプリには内田隆敏さん(岡崎市)と小野敏幸さん(幸田町)が輝きました。
同普及課の伊藤広孝専門員は「夏、秋と暑い日が続き出点数が少ないとされていたが、糖度が高く昨年よりも高品質なもの多かった。グランプリは、昨年よりも14点多い出品があり、過去にないインパクトのある大きいサイズ感のものが出品されていた」と講評しました。
今年は両組織合わせた73人の生産者が約17.8㌶で「紅ほっぺ」、「とちおとめ」、「愛きらり」の3品種を栽培。岡崎市いちご部会は県内市場、幸田町いちご組合は名古屋市と富山の市場へ出荷し、合わせて390万パックを目標とします。
写真=出品物の重量を計測するJA職員(17日、幸田振興センター)