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干し芋加工スタート/「お試しノウフク」活用し今年は袋詰めも委託へ/おかざき幸田さつまいも☆プロジェクト

2024/12/27

 JAあいち三河管内の遊休農地を活用し、サツマイモを栽培する「おかざき幸田さつまいも☆プロジェクト」。農福連携の一環として、干し芋への加工や袋詰めを管内にある福祉施設に作業委託することで、生産者の作業効率向上と障害者の社会参画に繋げています。
 12月24日、今年初の干し芋加工はNPO法人アルクスの利用者5名程度と職員が参加し、蒸したサツマイモ「紅はるか」の皮むきやスライス、乾燥機に並べる作業を午前・午後2時間ずつ作業を実施。作業は来年3月上旬まで続き、週に1回、1日に約90~100㌔㌘のサツマイモを干し芋に加工します。また、岡崎市が実施する「お試しノウフク」を今年から活用。現在サツマイモの袋詰めを担っているKiT株式会社の利用者と干し芋の袋詰めも新たに取組む予定です。
 プロジェクトメンバーの内藤成一郎さんは「昨年から加工を始めて今年で2年目。今年は去年よりも長い6月末まで干し芋の販売ができる」と意気込みます。
 同プロジェクトは遊休農地の荒廃防止や食料生産向上、地域農業を守るために令和3年12月に発足。苗の定植時には環境負荷低減を目的に生分解性マルチを使用するなどSDGs達成にも取組んでおり、令和10年までに約5㌶の栽培面積増加を目指しています。干し芋は、産直店舗「幸田憩の農園」「ふれあいドーム岡崎」「道の駅藤川宿」「おかざき農遊館」で販売します。

写真=スライスしたサツマイモを並べる利用者(24日、岡崎市福岡町)