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筆柿剪定講習会を実施/樹に応じた縮伐と間伐を確認/西三河筆柿選果場運営委員会

2024/12/25

 西三河筆柿選果場運営委員会は12月23日、全国シェア1位の特産品「筆柿」の剪定講習会を開催しました。生育時期に日射量が不足すると着色不良や病害虫の多発、汚損果の発生し、減収の原因となる為、樹に応じた縮伐と間伐を行い樹形を整える目的。同会は毎年4地区で休眠期となる12月下旬から1月上旬の講習会を行います。
 当日は幸田町長嶺の圃場に、生産者や西三河農業改良普及課ら14人が集まり、同普及課の河村直紀主任専門員を講師に迎えて剪定方法を確認しました。河村主任専門員は「樹の上部は枝を広げすぎない。枝先を頂点に三角形の樹形にして、下枝に光が当たるようにしてほしい」と呼びかけました。
 同会は生産者58人が約30㌶の面積で「筆柿」を栽培し、関東や関西などの市場や産直店舗「幸田憩の農園」、「道の駅筆柿の里幸田」に9月中旬から10月下旬まで出荷予定。1本の木に甘柿と渋柿が実る性質を持ち、特殊な光センサーで選別後に渋柿は脱渋して出荷します。

写真=剪定を実演する河村主任専門員㊨(23日、幸田町長嶺)