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大豆の出荷スタート/2月末までに約400㌧見込む/JAあいち三河
2024/12/13
JAあいち三河管内の岡崎市と幸田町で12月10日、大豆「フクユタカA1号」の出荷が始まりました。今年は昨年よりも2日早い出荷となったが品質は例年並みで、2月末までで約400㌧を見込んでいます。
それに伴い同日、目揃え会と検査を実施。JAあいち経済連やJA職員ら20人が参加。サンプルの大豆をもとに形状や水分含有量、傷の有無などの検査基準を確認し、等級を共有しました。同JA受託部会六ツ美支部の久米篤さんは「今年はヨトウムシの発生や日照りが続いたことなどの理由から栽培管理が難しい年だったが、6月に早播きした圃場は生育が順調だった」と話します。
「フクユタカA1号」は県の奨励品種で風味豊かで加工適正に優れています。「フクユタカ」に難裂莢性を持たせ、大粒で莢がはじけにくくなることで収穫時のロス軽減により収量増が見込まれることから、JA自己改革「生産者の所得向上」に繋がるとして期待が高いです。
今年産は30人の生産者が約630㌶で作付け。出荷された大豆は豆腐や味噌の原料として使用される他、同JAオリジナル商品「カラフル大豆」や「蒸し大豆」として加工されます。また、岡崎市内の小中学校や保育園の給食で振舞われる予定。
写真=大豆の品質を確認するJA職員(10日、同JA本店)