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第二農業塾が10周年迎える/“売れる野菜作り”を合言葉に座学と実習/JAあいち三河

2024/12/13

 JAあいち三河は農業に関心のある組合員や地域住民を対象に農業塾を開塾しています。土作りや栽培などの農業基礎を学ぶ第1農業塾の卒業後、販売手法を学ぶ第2農業塾が開塾10周年を迎えました。自己改革に掲げる「農業生産の拡大」や産直出荷者の増加に繋げます。
 今年は10期生14人が、“売れる野菜作り”を合言葉に週1回のペースで座学や実習を行い、第1農業塾の経験を活かしながら年間20品目を栽培し、現在はブロッコリーや白菜などの冬野菜の収穫真っ只中。産直出荷を見据えて、種まきから収穫に加えて出荷調整も詳しく説明し、袋詰めや市場相場を考慮した価格設定、栽培日誌の記入方法も確認します。管内産直施設「ふれあいドーム岡崎」へ出荷と販売を行い、売れる体験をモチベーションにして楽しく学びます。
 講師を務める営農企画課の杉浦英博さんは「収穫で終わらずに、出荷者になった時に活かせる技術が習得できるような講義内容を心掛けている。農業塾を通じて農業の魅力をもっと感じ、地域農業に携わる産直出荷者が増えると嬉しい」と話します。

写真=栽培したレタスを収穫する塾生(5日、下和田町)


写真=栽培した小松菜を収穫する塾生(5日、下和田町)