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伝統工芸品「大門のしめ縄」継承へ/地元の工芸品体験実施/JAあいち三河大樹寺支店
2024/11/27
岡崎市大門地区で生産する伝統工芸品「大門のしめ縄」は県内一の生産地。しめ縄専用品種の稲わらを使用するなど稲わらの蒼さにこだわった生産体系が受け継がれています。稲の育成から生産まで一貫して地元で行う“純国産”のしめ縄で、一つずつ手作りで仕上げています。
管内とするJAあいち三河大樹寺支店では支店運営委員会活動の一環として、地域の伝統産業を体験する機会を設け、およそ130年の歴史を生産者と共に守り続けていきます。
11月23日、しめ縄の生産に携わる蜂須賀彩華さんと運営委員の平石美佐子さんを講師に迎え「しめ縄作り体験教室」を開きました。地元住民や運営委員ら約30人が参加。「大門のしめ縄」生産者から譲り受けた稲わらを使用し、リースと小玉の2種類を制作しました。束ねた稲わらを綯う(なう)作業に苦戦する参加者に、委員や職員が1人ひとりに細かく説明をし、しめ縄作りを通して交流を深めました。
初めて体験した参加者は「稲わらを綯う作業は、力加減や縄目を綺麗に作るのが難しかったが楽しかった。自分で作ったという特別感が感じられるので、大切に飾りたい」と話しました。
同JAでは平成24年から支店を核とした運営委員会活動を実施。JAらしさある農業収穫体験や地域に密着した支店祭り、地域の歴史を伝える伝統品作りなどを開催しており、活動を通じてより“地域に密着したJA”となることを目指します。
写真=参加者にアドバイスをする蜂須賀さん(23日、同JA大樹寺支店)