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スーパー銭湯とコラボ企画/規格外の筆柿を使い「筆柿フェア」実施中/JAあいち三河
2024/11/11
JAあいち三河管内の特産品「筆柿」を使った初めての取組みとして、岡崎市内にあるスーパー銭湯「おかざき楽の湯」と協働で「筆柿フェア」を開催しました。規格外で出荷できない筆柿をフェア期間中約600㌔㌘活用することで、SDGsの精神を体現し廃棄ロス削減に繋げます。
同フェアは「柿の日」に合わせて10月26日より開始。初日限定で脱渋した筆柿の詰め放題を実施し、期間中は、筆柿を風呂桶に入れて浮かべる「筆柿風呂」や「柿の葉塩サウナ」、「筆柿ジュレソフト」などが提供されます。フェアは11月7日まで。
筆柿は“不完全甘柿”の性質を持ち1本の木に甘柿と渋柿の両方が実るため、渋柿判定となったものは5日間かけて脱渋しているが、収穫から時間が経ってしまい味は変わらないものの熟度が進むことで痛みが出てしまいます。脱渋柿の出荷終盤には1日の選果の3~4割が圃場の肥料または廃棄する現状にあり、その状況を解決するための1つ。
温浴部の平山貴英次長は「地元の特産品が廃棄になってしまうのはもったいない。同じ地域で働く者同士が協力することで廃棄以外の活用に繋げることができて嬉しく思う」と話しました。
同JA筆柿担当の矢田友和さんは「出荷者から規格外品を捨てるのはもったいないと多くの声を聞くので、利活用いただけると嬉しい」と話します。
筆柿を生産する西三河筆柿選果場運営委員会には生産者58人が所属。今年は約321㌧の収量を見込んでいます。他にも同JAでは子ども食堂や障がい者施設の他、生活困窮者世帯の子どもにおやつとして「筆柿」を提供しています。
写真=筆柿風呂(26日、おかざき楽の湯)