お知らせ一覧

育苗ハウスで休眠打破したワケギ最盛期/ネギの出荷が少なくなる時期を狙って消費者ニーズに応える/JAあいち三河東部特産部会

2024/09/26

 JAあいち三河東部特産部会では自己改革に掲げる「農家所得向上」に繋げるため、今年から初めて取組むワケギの収穫が最盛期を迎えています。このワケギは同JA育苗ハウスを活用して種球を休眠打破し、薬味として重宝されるネギの出荷が少なくなる時期を狙って消費者ニーズに応えるのが目的。また、定植後の管理期間も短縮されるため、生産者にとっても作業負担が軽減すると期待が高いです。
 この栽培は、5月下旬から育苗ハウス内を高温に保ち人工的に休眠打破した種球を7月上旬に定植。地温を下げるための高温対策として、その後は白黒マルチや寒冷紗などを使用して覆下栽培を続けており、本来3月から4月に収穫するワケギを8月に収穫できます。
 同部会の鈴木武和部会長は「初めての栽培方法だったが順調に収穫を迎えることができた。酢味噌と和えたり、みそ汁に入れたりとワケギならではの風味や香りを楽しんで欲しい」と話しました。
 同部会は生産者17人が露地野菜を中心に多品目を栽培。同JA産直店舗「幸田憩の農園」や「道の駅藤川宿」、「マックスバリュ岡崎美合店」に年間を通じて出荷しています。

写真=ワケギを収穫する鈴木部会長(20日、岡崎市池金町)