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市場評価の高い「2L階級の果実」増加図る/筆柿の仕上げ摘果講習会実施/西三河筆柿選果場運営委員会
2024/08/26
JAあいち三河管内の幸田町で栽培する特産品「筆柿」は全国1位の生産量を誇ります。西三河筆柿選果場運営委員会は、8月19日から22日の3日間で、4地区に分かれて仕上げ摘果講習会を実施し出荷開始に備えました。収穫時の作業軽減や市場評価の高い「2L階級の果実」増加が目的。
21日に開いた桐山支部の講習会には、生産者や西三河農業改良普及課、経済連ら18人が参加し、病害虫果や奇形果などの摘果すべき果実を確認しました。同普及課の河村直紀主任専門員は「7月の猛暑続きによる日焼け果やカメムシ被害が懸念される。カメムシの活動が活発になる夕方以降に合わせて、防除ができるよう意識して欲しい」と呼び掛けました。
同委員会は幸田町と西尾市の生産者59人が約30㌶で「筆柿」を栽培。「不完全甘柿」の性質から1本の木に甘柿と渋柿両方が実ります。特殊な光センサーで選別し渋柿は渋抜きして、9月中旬から10月下旬ごろまで出荷。また、同JA産直施設「幸田憩の農園」や同町にある道の駅「筆柿の里幸田」で販売します。
写真=注意点を説明する河村主任専門員㊨と生産者(21日、幸田町桐山)