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「なす塾」2期生待望の初出荷/15㌧の収穫量を目指す/ JAあいち三河
2024/07/09
JAあいち三河が開講する「なす塾」を今年3月に卒業した2期生が栽培する待望の夏秋ナス「筑陽」の初出荷が始まっています。今年度から管内である岡崎市に2名が就農。独立後、手間暇惜しまず管理を続ける「筑陽」の出荷は6月末から8月中旬に最盛期を迎え、地元や中京市場に向けて11月上旬まで続きます。
6月21日に初出荷を迎えた2期生の畔柳悼也さんは同市箱柳町にある14㌃の圃場で「筑陽」を栽培。畔柳さんは「なす塾の圃場で実践した時よりも順調にスタートが切れているがまだまだ十分ではない。自分に合う栽培を見つけられるよう一緒に就農した仲間と情報交換しながら15㌧の収穫量を目指して頑張りたい」と意気込みました。
県が平成26年に実施した生産構造分析によると10年後、露地ナス生産者は46%、栽培面積は39%減少すると予測。国が示す“野菜指定産地”に指定されている産地の維持、活性化を図るため、農家や行政らと連携し、「なす産地活性化プロジェクトチーム」を発足し、その一環として「なす塾」を開講。今後は10年で30人の目標を掲げ、新規就農者育成と定着を目指しています。
写真=「筑陽」を収穫する畔柳さん(9日、岡崎市箱柳町)