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幸田町の桃をかき氷に!/規格外品も使い農家所得向上へ/JAあいち三河幸田町桃部会

2024/07/24

 JAあいち三河幸田町桃部会では6月12日より露地桃の出荷をスタートしており、「幸田の桃」として8月上旬まで高品質な桃を出荷します。3年前から規格外品を加工用桃として近隣の人気カフェと契約し、パフェやかき氷の一部に使うことで農家所得の向上に繋げています。
 幸田町の隣に位置する西尾市の人気カフェ「キングファームカフェ」では、正規品の桃と併せて加工用桃を部会から買い付けメニューの材料にします。今年は桃3つ分を贅沢に使用した「もももももものかき氷」(1つ税込2,400円)を6月20日から提供しています。正規品の桃は丸ごと、加工用の桃は角切りにした物や水やシロップと一緒に加熱してコンポートにした物を使用。丸ごと桃のインパクト、角切り桃のゴロゴロ感やコンポートの優しい食感が合わさったスペシャルな1品に仕上がりました。来店客からも『桃がふんだんに味わえる』と好評で、かき氷メニューの中で1番の人気を誇ります。お盆前後まで同部会の桃が使用されます。
 同店の大竹健太郎店長は「少し傷があったとしても中身は上質な桃。美味しい桃に手を加えて皆さんに届けられることが嬉しいし、農業に携わる人が減少する中で生産者の助けになればお互いに良いこと。とっても美味しい桃なのでこれからもずっと産地が続いて欲しいと思う。かき氷を通じて産地の発信に繋げられたら」と話します。
 同部会は6戸が1.8㌶で露地桃を栽培。早生品種「さくひめ」「はなよめ」「希望」から始まり、「日川白鳳」、「白鳳」など様々な品種を替えながら出荷しています。

写真=「もももももものかき氷」をアピールする大竹店長(2日、キングファームカフェ)