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生産量全国1位の筆柿摘果講習会開く/果実肥大促進と果実品質向上図る/西三河筆柿選果場運営委員会

2024/06/20

 西三河筆柿選果場運営委員会は6月13日から17日までの3日間計4カ所で、生産量全国1位を誇る筆柿の摘果講習会を開きました。果実肥大促進と果実品質向上を目的に毎年開催。8月末には仕上げ摘果講習会を実施予定で、生産者へのフォローアップを欠かしません。
 17日に実施した幸田町長嶺地区での講習会には、生産者や西三河農業改良普及課ら15名が参加。生育状況や着果量などを確認しながら適正な摘果について共有しました。同普及課の河村直紀主任専門員は「日が出た際に、1~2割ほど地面に木漏れ日が射すくらいが理想。また、暖冬によるカメムシの発生量が非常に多い年であるため、防除をしっかり行って欲しい」と話しました。
 同委員会は幸田町と西尾市の生産者59人が約32㌶で栽培。「筆柿」は「不完全甘柿」の性質を持ち1本の木から甘柿と渋柿が実ります。特殊な光センサーで選別し渋柿は渋抜きして、9月中旬から10月下旬ごろまで出荷する予定です。

写真=摘果方法を説明する河村主任専門員㊨と生産者(17日、幸田町長嶺)