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色付きと味の良い房を作る/房づくり講習会開く/岡崎市果樹振興会

2024/06/12

 岡崎市のブドウ生産者で組織する岡崎市果樹振興会は6月11日、ブドウの房づくり講習会を実施しました。形の良い房を作り、粒数を制限することで色付きと味の良い房を作ることを目的に毎年行っています。
 当日は、同市東阿知和町にある織田勝さんの圃場に生産者や西三河農業改良普及課ら約20人が参加。同普及課の河村直紀主任専門員が、摘房や摘粒、新梢管理の時期や方法を説明しました。河村主任専門員は「袋掛けが遅れると病害虫が増えてくる。基本管理を徹底し、6月下旬頃袋掛け作業ができるよう心掛けて欲しい」と呼び掛けました。
 鈴木視番会長は「今年はまだ梅雨入りしておらず、ジベレリン処理のタイミングがとりやすく栽培しやすい年。来年の花がこれから形成されるので、来年に向けた作業も意識して品質の向上に繋げたい」と話しました。
 同振興会は27人の生産者が「巨峰」や「シャインマスカット」など様々な品種を栽培。自ら交配したオリジナル品種の栽培もしています。産直施設や共選出荷、直売所、通販など様々な形態で販売します。

写真=注意点を説明する河村主任専門員㊧と生産者(11日、岡崎市東阿知和町)