お知らせ一覧

幸田町でのカメムシ発生状況過去10年で最多/生産者へ共有と早期防除呼び掛ける/JAあいち三河

2024/06/03

 JAあいち三河管内の幸田町は、生産量全国1位を誇る筆柿や梨、ミカンなどの果樹の生産地。暖冬の影響で越冬したカメムシの活動が活発化している状況を受け、果樹生産者を中心に警戒感が強まっています。同JA幸田営農センターでは設置しているトラップにかかったカメムシ発生状況を生産者と共有し、早期の防除を呼びかけています。
 同センターはカメムシの発生状況を調べるため幸田町桐山に設置したトラップの管理作業を愛知県農業総合試験場から委託されており、フェロモン剤が入ったビニールテープをトラップに吊るしています。その後誘殺されたカメムシの個数を1週間おきに報告している。台風1号が通り過ぎた5月29日、職員がトラップを確認すると昨年の同時期は0匹だったが、チャバネアオカメムシ12匹、ツヤアオカメムシ15匹、クサギカメムシ1匹の28匹がトラップにかかっていました。
 同町では4月16日から5月8日までに71匹のカメムシを確認しており、発生状況は過去10年で最多となっています。

写真=トラップにかかったカメムシを確認するJA職員(29日、幸田町桐山)