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東海地区で唯一/温室桃「さくひめ」出荷スタート/JAあいち三河幸田町桃部会

2024/05/22

 東海地区唯一の温室桃生産地である幸田町で5月17日、JAあいち三河幸田町桃部会が栽培する温室桃の初出荷を迎えました。生育は順調で今年も例年通り品質の良い桃となっています。
 田境義弘部会長のハウスでは早生品種「さくひめ」の収穫作業が進み、甘い香りに包まれながら薄ピンク色の桃を1つ1つ丁寧にもぎ取りました。温室桃は露地桃より約1ヶ月早く収穫ができ、他産地よりも早く消費者へ桃を届けます。「さくひめ」は栽培5年目と新しく、種が小さく可食部が多いことが特長。程よい甘さとさっぱりとした風味が味わえます。25日からは主力品種「日川白鳳」の出荷を予定。
 同部会は3戸の生産者が温室桃を約52㌃で栽培し、6月10日前後をピークに名古屋などの県内市場を中心に出荷し、産直施設「幸田憩の農園」や道の駅「筆柿の里幸田」でも販売。6月中旬までおよそ8㌧の収量を見込み、その後は露地桃へと切り替わります。

写真=「さくひめ」を丁寧に収穫する田境部会長(17日、幸田町須美)