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資材費高騰や販売価格低迷にも負けず/今年も素牛市場への出荷始まる/JAあいち三河

2024/05/21

 近年のエサ代や資材費などの飼養経費高騰、牛の販売価格低迷などで続く厳しい状況の中、JAあいち三河にも養牛を営む生産者がいます。5月8日には、今年度最初の素牛市場への出荷を迎えました。
 当日は早朝より繁殖農家4軒から7頭の黒毛和牛をトラックへ積み込み、生産者3人が同行して愛知経済連あいち家畜市場へと運びました。生後およそ9ヶ月の牛が2ヶ月に1度売買される素牛市場での競りを経た7頭は、買い取り先の肥育農家の元へと渡りました。今後は肥育農家が飼育を続けた後に食肉へと加工されます。
 管内では、母牛から生まれた子牛を出荷する「繁殖農家」、牛をおよそ30ヶ月かけて仕上げ出荷する「肥育農家」、ホルスタインから牛乳を搾乳する「酪農家」の17人の生産者が畜産農業を支えます。昨年度の子牛出荷頭数は合計で158頭。視察研修会などを開き、より良い飼育のための情報共有に努めます。

写真=牛をトラックへ積み込む生産者(8日、幸田町大草)

写真=競りの様子(8日、愛知経済連あいち家畜市場)