お知らせ一覧

生産者の丁寧な受粉作業のもと平年並みの着果量確保/梨の摘果講習会開く/JAあいち三河幸田町なし部会

2024/05/14

 JAあいち三河幸田町なし部会は4月30日、部会員の鴨下正子さんの圃場で梨の摘果講習会を開きました。今年は中国で発生した「火傷病」を受け、昨年8月より中国花粉の輸入が停止されているため、着果量の減少が懸念されていたが生産者の丁寧な受粉作業のもと平年並みの着果量を確保。摘果で不要な果実を落とし養分の浪費を抑え、果実肥大に繋げます。
 当日は西三河農業改良普及課を講師に招き、生産者やJAら14人が参加。摘果の時期や残す果実の確認、病害虫対策について共有しました。同普及課の河村直紀主任専門員は「開花のタイミングで天候と気温に恵まれたため、着果量が良好。摘果作業が遅れないよう心掛けて欲しい」と呼び掛けました。
 同部会は16人の生産者が10㌶の面積で「幸水」や「豊水」、「あきづき」、「新高」を栽培。8月頭から産直店舗「幸田憩の農園」や「おかざき農遊館」などを中心に10月下旬まで出荷します。

写真=摘果を実演する河村主任専門員㊨(1日、幸田町桐山)