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伝統野菜を広めるために/生産者らが圃場巡回/JAあいち三河法性寺ねぎ研究会
2018/08/25
岡崎市の伝統野菜「法性寺ねぎ」を生産しているJAあいち三河法性寺ねぎ研究会は8月16日、圃場巡回を行いました。生産者や西三河農業改良普及課、JA職員ら12人が参加。情報交換や同普及課丹羽昌二専門員のアドバイスを聞きながら7カ所の圃場を回りました。
今年は猛暑と雨が少なかった影響で、例年より丈が10㌢程度短く生育は少し遅め。害虫に悩む生産者もいました。それでも懸命な管理や防除のおかげで大きな被害は出ず、丹羽専門員は「しっかりと防除をしていくことが出来ていた。雨が増え気温が下がると予測されるので、生育が良くなるのでは」と期待を寄せています。
圃場巡回後は講習会を同JA本店経済センターで開き、生産者らは土壌診断の結果をもとに栽培の注意点や今後の気象状況、病害虫の防除方法を確認しました。試験として今年使用する農薬の状況や効果についても報告しました。
八田政弘会長は「部会員みんなで学び、技術の向上を目指す。おいしい法性寺ねぎを作り、伝統野菜を広めたい」と話しました。
「法性寺ねぎ」は2003年に「あいちの伝統野菜」に登録されました。甘味、香りが強く、柔らかいことが特徴で、寒さが厳しくなるほどその特徴が増します。同研究会では17人が1.7㌶で栽培。同JA産直店舗に11月~2月頃まで出荷します。1月、2月にピークを迎える予定です。
写真=生育を確認する丹羽専門員ら