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「なす塾」2期生2名が新規就農へ/6月頃初出荷迎える/ JAあいち三河
2024/03/28
JAあいち三河の主力品目である“ナス”の新規就農者育成を目指す「なす塾」で新たに新規就農者が2名誕生しました。「なす生産拠点農場」での栽培研修や既存農家のもとでの実習など1年間のカリキュラムを通じて、栽培における知識や技術などを習得。6月頃には、就農後初出荷を迎える予定。
3月26日には本店で閉講式を開催し、なす塾2期生や愛知県西三河農林水産事務所農政課や岡崎市、幸田町、JAら22人が出席。同JA大竹博久組合長から研修生2人に修了証書が授与されました。2期生の畔柳悼也さん(45)は「ナス栽培の基礎技術と先輩農家の経営力を身近に体験できた充実した1年になった。今後は自分が先輩農家として新規就農者を支えていける存在を目指し頑張りたい」と意気込みました。
大竹組合長は「先輩農家に負けないよう学んできたことを活かしいち早く一人前の経営者になっていただくことを期待している。困ったことがあれば先輩農家や仲間、JAに相談しながら頑張って欲しい」と激励しました。
管内である岡崎市と幸田町は県内でも有数のナス産地で、国が示す“野菜指定産地”。しかし、平成26年に県が行った生産構造分析によると露地ナス生産者は10年後には46%、栽培面積は39%減少。ハウスナスは生産者、栽培面積ともに半減すると予測されました。この課題を解決するため、地元生産者や行政と協力し、令和3年4月に「なす産地活性化プロジェクトチーム」を立ち上げ、新規就農者確保や産地活性化とブランド維持に努めています。これまでに1期生3名が就農しており、各就農地区の部会で活躍しています。
写真=修了証書を受け取る「なす塾」2期生㊨(26日、同JA本店)
写真=決意表明を述べる畔柳さん㊧(26日、同JA本店)