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頑張る人を応援できる環境を作りたい/農福連携で障害者が干し芋の加工作業取組む/JAあいち三河
2024/03/05
JAあいち三河管内の遊休農地を活用し、サツマイモを栽培する「おかざき幸田さつまいも☆プロジェクト」。農福連携の一環として、サツマイモの袋詰めや干し芋への加工を管内にある福祉施設へと作業委託することで、生産者の作業効率を向上させるだけでなく障害者の社会参画に繋げています。
現在干し芋の加工には、NPO法人アルクスの利用者5名程度と職員が週に1回加工所に訪れ、蒸し器で蒸したサツマイモ「紅はるか」の皮むきやスライス、干すために並べる作業を午前と午後に2時間ずつ作業を行います。1日に約100㌔のサツマイモを干し芋へと加工しており、作業は4月上旬まで続きます。加工した干し芋は、「幸田憩の農園」「ふれあいドーム岡崎」「道の駅藤川宿」で5月まで販売する予定です。
プロジェクトメンバーの内藤成一郎さんは「このプロジェクトが始まる時から頑張る人を応援できる環境を作りたいと考えていた。少しずつだが形になってきて嬉しく思う」と話します。
同プロジェクトは3名の生産者で、遊休農地の荒廃防止や食料生産向上、地域農業を守るために令和3年12月に発足。苗の定植時には環境負荷低減を目的に使用している生分解性マルチを使用するなどSDGs達成にも取組みます。非耕作者から農地を活用して欲しいとの問い合わせも増えており、令和10年までに約5㌶の栽培面積増加を目指します。
写真=蒸したサツマイモをスライスする同法人の利用者(19日、岡崎市福岡町)