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「筆柿」剪定講習会/次期作に向けた管理へ/西三河筆柿選果場運営委員会
2023/12/28
西三河筆柿選果場運営委員会は、特産品「筆柿」の剪定講習会を毎年開催します。全国1位の出荷シェアを誇る産地の維持と組織全体の品質向上に繋げます。
休眠期となる12月下旬から1月上旬の間に毎年4地区で実施。12月21日の幸田町長嶺での講習会には、生産者や西三河農業改良普及課、農薬メーカーら17人が参加しました。桒山幸子専門員が実際に剪定作業を行いながら、次期作に向けた管理作業の省力化や日当たりの確保、風通しを良くして防除効果を高めるために、剪定ポイントや病害虫対策を確認しました。
吉野富男支部長は「今年は大きな病害虫被害もなく、最後まで安定して品質の良い『筆柿』を出荷できた。講習会で学んだことを今後の栽培に活かして欲しい」と話しました。
同会は生産者59人が約35㌶で「筆柿」を栽培し、関東や関西などの市場と産直店舗「幸田憩の農園」、「道の駅筆柿の里・幸田」へ9月中旬から10月下旬まで出荷。1本の木に甘柿と渋柿が実る性質を持つため、甘渋を光センサーで選別後に渋柿は脱渋を行い出荷しています。
写真=桒山専門員㊧から剪定ポイントを学ぶ生産者ら(21日、幸田町長嶺)