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畑ワサビの播種行う/県内唯一の産地として栽培続ける/JAあいち三河ぬかた特産部会ワサビグループ
2023/12/18
JAあいち三河ぬかた特産部会ワサビグループは12月12日、県内唯一の産地である岡崎市で「畑ワサビ」の播種作業を行いました。この日は部会員やJA職員ら7名が集まり、9㌢ポット1500個に育苗培土を入れ水やり後、1粒ずつ丁寧に手で播種。冬の期間は育苗センターで水やりなどの手入れを行い、育った苗を来年3月に部会員の圃場に定植します。ワサビは播種から収穫までに約1年半の管理が必要で、今年播種したワサビは令和7年の収穫を目指します。
同グループの吉口和夫代表は「畑ワサビは収穫までの期間が長く、鹿やイノシシなどの獣害もあり栽培管理が大変だが、県内唯一の産地として栽培に励んでいきたい」と意気込みました。
同グループは7人の生産者が標高180~400㍍の中山間地を利用して栽培。昼夜の温度差が大きいことなどの地域特性から良品生産ができます。収穫は6月でワサビ茎と芋と呼ばれる地中で育つ実の部分を名古屋市の食品会社に契約出荷しており、茎は「ペーストわさび」に、芋と呼ばれる地中で育つ実の部分は「わさびオイルドレッシング」に加工されます。
写真=播種作業に取り組む吉口代表(12日、同JA額田育苗センター)