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地域の伝統産業を支店運営委員会で/生産者から譲り受けた稲わらでしめ縄作り/JAあいち三河大樹寺支店

2023/12/05

 岡崎市大門地区で生産する伝統工芸品「大門のしめ縄」は県内一の生産地。管内とするJAあいち三河大樹寺支店では支店運営委員会活動の一環として、地域の伝統産業を体験する機会を設け、およそ130年の歴史を生産者と共に守り続けていきます。
 12月3日、運営委員の平石美佐子さんとJA職員が講師となり「しめ縄作り体験教室」を開きました。地元住民や運営委員ら約20人が参加。「大門のしめ縄」生産者から譲り受けた稲わらを使用し、リースと小玉の2種類を制作しました。束ねた稲わらを綯う(なう)作業に苦戦する参加者に、委員や職員が1人1人に細かく説明をし、しめ縄作りを通して交流を深めました。
 参加者は「稲わらを綯う作業は難しく上手には作れなかったが、貴重な経験となった。稲わらの良い香りがするしめ縄を大切に飾りたい」と話しました。
 同JAでは平成24年から支店を核とした運営委員会活動を実施。JAらしさある農業収穫体験や地域に密着した支店祭り、地域の歴史を伝える伝統品作りなどを開催しており、活動を通じてより“地域に密着したJA”となることを目指します。

写真=作ったしめ縄に飾りつけをする参加者(3日、同JA大樹寺支店)