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生産量全国1位の「筆柿」品評会開く/最高位の幸田町長賞に中村信吾さん/西三河筆柿選果場運営委員会

2023/10/11

 西三河筆柿選果場運営委員会は9月29日、道の駅筆柿の里・幸田で「第10回筆柿品評会」を開きました。生産量全国1位の特産品「筆柿」の産地PRや消費拡大を図るとともに、生産者の栽培技術向上を目的に毎年開催します。
 今年は幸田町と西尾市の生産者44名から2点ずつの合計88点が出品。西三河農業改良普及課や行政ら5名が着色やツヤ、傷の有無などを基準に審査し、上位5点が入賞。最高位の幸田町長賞には中村信吾さん(長嶺支部)が選ばれました。
 同普及課の桒山幸子専門員は「今年は開花が早く生育が前進し、7月から9月の高温による着色が懸念されたものの、出品された筆柿は果実肥大も着色も良好だった」と講評しました。
 同会は幸田町にある3支部(須美、桐山、長嶺)と西尾支部の生産者59人が所属。栽培する「筆柿」は「不完全甘柿」の性質を持ち、1本の木に甘柿と渋柿の両方が実ります。特殊な光センサーを用いて選別後、渋柿は渋抜きをして出荷。同駅や産直店舗「幸田憩の農園」と関東、関西、長野、名古屋の市場へ向けて、10日頃をピークに10月下旬まで出荷が続きます。

写真=品質を確認する審査員(29日、道の駅筆柿の里・幸田)