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町内のすべての保育園年長児と梨狩り/次世代へ農業体験行う/JAあいち三河

2023/09/28

 JAあいち三河管内の幸田町桐山で梨を栽培する長谷秀幸さん(46)は、町内にある全ての保育園を対象にした「梨の収穫体験」を毎年、無償で開いています。農家数の減少に歯止めをかけるべく、次世代を担う子どもたちの農業への興味関心を引き出すとともに、地元で採れた梨の美味しさを知ってもらうことが目的。令和3年にコロナ禍でイベントの開催自粛が続く中、1園で開催したことをきっかけに、翌年から町内にある全保育園に広がりました。
 今年は9月25日と26日に開催し、2日間で8園約300人の年長児が圃場を訪れました。収穫する品種は、大きいもので1㌔㌘ほどの重量がある「新高」。園児は、長谷さんや保育士に手伝ってもらいながら両手で梨をしっかり支えて収穫しました。体験した園児は「重くてびっくりした」と笑顔を見せました。
 長谷さんは「梨の収穫を楽しんだ子どもたちが10数年後、これをきっかけに梨屋さんになってくれたら嬉しい」と期待を寄せました。

写真=梨の収穫方法を説明する長谷さん㊥(25日、幸田町桐山)

写真=収穫を楽しむ園児と保育士(25日、幸田町桐山)