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原料から加工まで「純岡崎産ワイン」目指して/岡崎市に初のワイナリー完成/岡崎市果樹振興会

2023/09/01

 岡崎市のブドウ生産者で組織する岡崎市果樹振興会の一員である伊藤隆さん(48)が市内初のワイナリー「ドメーヌ・イトウ」を同市西阿知和町に竣工しました。市内で原料から加工までを行う“純岡崎産ワイン”としてのブランド化を目指します。
 8月29日、竣工式と内覧会を開催し中根康浩岡崎市長や同JA藤井克弘経済担当常務ら来賓8人が出席し、ワイナリーの完成を来賓者に向けて披露しました。伊藤さんから中根市長にワイナリー内を紹介する場面も見られました。
 これまで市内のワイン製造は、酒税法の最低製造数量基準を満たないことから県外のワイナリーに委託製造していました。同振興会や生産者らが連携し、「岡崎市ワイン特区」として令和5年1月5日に内閣総理大臣の認定を受け、基準が引き下げられたことにより市内での製造が可能に。今後、ワインの原料は伊藤さんの農園のほか同振興会生産者が委託する形で、岡崎市内で栽培されるブドウが使用される予定。
 伊藤さんは「岡崎産の巨峰をメインに、食事と合う味わいで飲んで楽しくなるようなワインを作りたい。特別な日はもちろん、日頃から気軽に手に取って欲しい」と話しました。

写真=完成に伴いテープカットを行う伊藤さん(右から3番目)ら(29日、同市西阿知和町)

写真=中根市長㊨へワイナリー内を紹介する伊藤さん㊧(29日、同市西阿知和町)