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ブドウ圃場で鳥獣害対策／対策ネット「かたまったくん」試験設置／ＪＡあいち三河葵ぶどう部会

2023/07/13

　ＪＡあいち三河葵ぶどう部会では、近年増加傾向にある鳥獣被害の対策に力を入れ、良質な種なし巨峰の安定栽培に努めます。８月上旬の出荷開始に向けて順調に作業が進みます。
　７月１１日、部会員の森誘子さんの圃場で鳥獣害対策ネット「かたまったくん」の試験設置を行いました。「かたまったくん」開発に携わったナカダ産業(株)やネットに使用する軽量で自立性に優れた糸を製造する東レ(株)岡崎工場とグループ企業の東レコムズ岡崎(株)の社員ら１４人が参加。３５㌃ある圃場の外周に、２．５㍍間隔で支柱を立て３５０㍍のネットを設置しました。ネットは上部に電流が流れるようにし、触れると感電する仕組み。監視カメラを２台用意し被害状況の調査を８月下旬頃まで続けます。
　同部会は１３人の生産者が３．７㌶で種なし巨峰を栽培。岡崎市、名古屋市、岐阜県の市場へ９月中旬まで出荷が続く予定。

写真＝「かたまったくん」を設置する東レ(株)の社員（１１日、岡崎市滝町）