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地元企業と地産地消に取組む/これまでに10㌧を搬入し、社員食堂で提供/JAあいち三河

2023/07/20

 JAあいち三河は地元生産者が産直店舗「幸田憩の農園」に出荷した安全安心な農産物を地元企業である「(株)デンソー 幸田製作所」の社員食堂で地産地消メニューとして提供しています。地産地消を目指すJAと地元企業が連携した取組みで、5年で搬入した農産物は約10㌧に及んでおり、ともに地域農業を支えます。
 6月28日には、JA職員がキュウリ13㌔、ナス8㌔、トマト5㌔を同企業へ搬入。農産物は後日、「麻婆茄子」「サラダ」などに調理され、社食として提供されました。また、農産物がどのように活用しているのかを農家へ知っていただきたいとの思いから、茄子を出荷した加藤幸子さんを招き試食会を開催。「茄子とおろしの和風ハンバーグ」「鶏とキュウリの冷や汁定食」を試食し、加藤さんは「このような機会は初めて。地元産業を支える社員さんに美味しく食べてもらえていることが分かり、嬉しく思う」と笑顔を見せました。
 同企業総務厚生課の小嶋千恵さんは「幸田町食材提供時は、生産者様のお写真を紹介し美味しさはもちろん、安心安全も社員へ提供している。今回は生産者様からの嬉しいの一言をいただき、現在の取り組みが間違っていないことを確認できた。今後さらに製作所近隣の生産者様との繋がりを広げ、顔が見える地産地消を進めていきたい」と話します。
 JA営農企画部営農企画課の中川逸夫さんは「地元の旬野菜を活用した栄養バランスの整った創作料理を提供しており、試食会では美味しくいただけた。これも地産地消の成し得るものと考える」と話します。
 同JAでは毎月5日間、同企業から依頼を受けた農産物を「幸田憩の農園」から配送しており、新鮮な地元農産物を届けています。この取組みはSDGsにおける「つくる責任 つかう責任」などの実現にも繋がり、同JAでは今後も地元農産物の消費拡大、地域農業活性化を目指して取組んでいきます。

写真=「茄子とおろしの和風ハンバーグ」を試食する加藤さん(29日、(株)デンソー 幸田製作所)

写真=社員食堂で紹介される様子((29日、(株)デンソー 幸田製作所)