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「なす塾」2期生2名が入講/ナス新規就農者育成と定着図る/JAあいち三河
2023/04/10
JAあいち三河は4月5日、ナスの新規就農者育成と定着に取組む「なす塾」の開講式を開きました。2年目を迎える今年は2人の研修生が入講。「なす生産拠点研修農場」や既存農家のもとでの実習など1年間のカリキュラムを通じて、栽培における知識や技術などを習得し、来年6月頃初出荷を迎えられるよう研修に励んでいきます。
当日は愛知県西三河農林水産事務所農政課や岡崎市、幸田町、JAら21名が出席。「なす塾」の事業概要や研修内容について説明しました。同JA天野𠮷伸組合長は「就農にあたり不安に感じている部分もあると思うがJAを始めとした関係組織が一丸となってサポートしていく。仲間とともに産地や部会を盛り上げて欲しい」と激励しました。
研修生の畔柳悼也さん(44)は「研修を通じて農業の知識と経験を積み、地域農業に貢献できる人材を目指したい」と意気込みました。
管内である岡崎市と幸田町は県内でも有数のナス産地で、国が示す“野菜指定産地”に登録されています。しかし、平成26年に県が行った生産構造分析によると生産者数や栽培面積の減少が予測され、この課題を解決するため、生産者や行政と協力し、令和3年に「なす産地活性化プロジェクトチーム」を立ち上げました。その一環として「なす塾」を開講し新規就農者確保や産地のブランド維持、産地活性化に努めていきます。これまで1期生の3名が就農しており、今後は10年で30人の新規就農者育成と定着を目指します。
写真=意気込みを述べる畔柳さん㊨(5日、同JA本店)
写真=研修生を激励する天野組合長(5日、同JA本店)