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岡崎市唯一の伝統野菜「法性寺ねぎ」/出荷本格化/JAあいち三河法性寺ねぎ研究会

2023/01/24

 JAあいち三河管内である岡崎市で唯一のあいちの伝統野菜「法性寺ねぎ」の出荷が本格化しています。今年は天候も揃い生育は例年並み。栽培を行う同JA法性寺ねぎ研究会の近藤幸男さんの圃場では法性寺ねぎの収穫、出荷作業が続きます。
 「法性寺ねぎ」は蜜が出るほど甘く、香りが強いのが特徴。寒さが厳しくなる12月から3月が旬となります。また、歴史ある地場野菜で“あいちの伝統野菜”や岡崎市農林産物ブランド化推進品目に認定されています。出荷は11月上旬からスタートしており、同JA産直施設「道の駅藤川宿」や「ふれあいドーム岡崎」、地元市場などに向けて1月下旬をピークに3月上旬まで続きます。出荷量は約60㌧を見込みます。
 近藤さんは「おすすめの食べ方は法性寺ねぎ、ジャコ、鰹節を麺つゆで絡め、油揚げの中に入れて焼く「ネギ稲荷」が美味しい。多くの方に伝統野菜を食べてもらえたら」と話しました。
 同研究会は平成15年に設立。現在は15人の生産者が約1.5㌶の圃場で栽培します。主に個選による産直出荷で、年に2回の圃場巡回や目揃え会を行い、安定した品質を維持。また、伝統野菜を周知するため地元小学校で法性寺ねぎのプランター栽培を行い、伝統野菜の生産振興を目指しています。

写真=出荷作業を行う近藤さん夫妻(24日、岡崎市法性寺町)