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クリスマス需要に向けて業務用イチゴ続々出荷／定植時期を分散させ、安定した出荷を目指す／ＪＡあいち三河

2022/12/16

　ＪＡあいち三河管内で１２月上中旬から業務用規格のイチゴ出荷がスタートしています。同ＪＡには岡崎市いちご部会と幸田町いちご組合の組織が２つあり、クリスマスケーキの需要に合わせて２０日頃まで出荷が続きます。規格は２Ｌ、Ｌ、Ｍの３種類（１パックあたり２０粒、２４粒、３０粒）。
　業務用出荷の数が軌道に乗る１４日、両組織合わせて約５０００パックのイチゴ「紅ほっぺ」、「とちおとめ」が集められ、ＪＡ職員が色や形状などを検査したのち出荷しました。幸田町いちご組合では定植時期を分散することでクリスマス需要期のイチゴも確保しつつ、スーパーなどへの数量を減らすことなく１年を通じて安定した出荷を目指しています。
　イチゴは同ＪＡで販売高が最も高い主力品目で、今年は両組織合わせて７２人が約１６.７㌶で「紅ほっぺ」と「とちおとめ」の２品種を栽培。岡崎市いちご部会は１８５万パックを県内市場、幸田町いちご組合は１９０万パックを目標に名古屋と富山の市場に向けて出荷します。業務用規格が終わるとスーパーなどでの販売用規格に切り替え、両組織合わせて１２億７９００万円の販売を目指します。同ＪＡのイチゴは昨年の販売金額において愛知県内トップクラスの１２億円越えを記録。県が実施する「愛知県いちご品評会」においても特別賞を多数受賞するなど品質の高さも評価されています。

写真＝業務用イチゴを検査するＪＡ職員（１４日、幸田営農センター集荷場）