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「アグリーフ」活用し、環境に配慮した農業へ/カーボンニュートラルと農業で未来を創る連携協定締結/JAあいち三河

2022/12/07

 JAあいち三河は11月29日、持続可能な都市の創造を目指し農業でもゼロカーボンシティに取組むため、フタバ産業株式会社、岡崎市、幸田町と「カーボンニュートラルと農業で未来を創る連携協定」を締結しました。今後の主な取組みである①地域のカーボンニュートラル社会の実現に関すること、②次世代型農業の普及啓発及び担い手育成に関すること、③二酸化炭素の回収、貯蔵および活用等に関することを4者で連携していきます。
 同協定ではフタバ産業が開発したハウス栽培用CO2貯留、供給装置「アグリーフ」を岡崎市下青野町にある同JAの「いちご生産拠点研修農場」に今年11月に設置。同装置によって夜間暖房機による排気ガスを浄化、クリーンなCO2として貯留し、光合成が行われる日中に与えることによる収量の増減や品質等をモニタリングしていきます。
 フタバ産業の吉田隆行取締役執行役員は「カーボンニュートラルは最重点課題の1つ。自動車部品事業で培ったコア技術を活かして開発した「アグリーフ」を活用いただき持続的農業に向けた環境意識、収量増加による就農意欲の高まりに繋げられれば」と話しました。
 JAの天野吉伸組合長は「企業の最大技術と知恵をしぼったものをモニターとして設置していただいた。将来的にカーボンニュートラルに近づけるよう、農業で貢献できるよう取組んでいきたい」と話しました。

写真=11月に設置した「アグリーフ」(29日、岡崎市役所で)