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人間環境大学と産学連携協定締結/化学肥料高騰対策や農家の作業効率に繋げる/JAあいち三河

2022/10/20

 JAあいち三河は10月19日、人間環境大学と産学連携協定に関する包括協定調印式を行いました。同JAでは産学連携は3大学目。管内である岡崎市と幸田町の農業振興や支援を協働にて円滑に進めるため締結し、自己改革にも掲げられる「地域農業の活性化」を目指します。また、持続可能な開発目標(SDGs)に含まれる持続可能な農業の推進に取組みます。
 当日は同JA天野𠮷伸組合長が牧山助友学長のもとを訪問。産学連携の協定書に調印し、締結しました。今後の展開は海外輸入に頼っている化学肥料の高騰対策として、畜産の糞尿などを活用した堆肥を作り資材費を抑えます。また、その堆肥はペレット化することで生産者の作業効率を図ります。同大学の環境科学部が成分分析や評価、同JAがペレット機器を提供し、来年3月頃に農地に播き、実証を進めていく予定です。
 同JA天野組合長は「農業を取り巻く環境は資材の高騰など厳しい状況が続いている。産学連携を通じてこれからも農業を支えていきたい」と話しました。牧山学長は「協定書に基づき、持続可能な農業に向けて積極的に連携していきたい」と話しました。

写真=協定書を持つ天野組合長㊨と牧山学長(19日、人間環境大学)