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特産品「筆柿」品評会/台風にも負けず高品質集まる/西三河筆柿選果場運営委員会

2022/10/12

 西三河筆柿選果場運営委員会は9月30日、道の駅「筆柿の里・幸田」で「第9回筆柿品評会」を開きました。出荷量全国1位の特産品「筆柿」の魅力を消費者へ広めるとともに生産者の栽培技術向上を目的に毎年開催します。
 今年は幸田町と西尾市の生産者54人から各2点ずつ、合計108点の出品がありました。西三河農業改良普及課ら5人が着色や玉張り、ツヤなどを基準に審査し、最高位の幸田町長賞には坂本康弘さん(須美支部)が輝きました。10月1日には出品された「筆柿」の即売会を行い、来店者へ味や特徴を直接PRしながら販売しました。
 同普及課の桒山幸子専門員は「9月の台風によるスレやキズに苦労したと思うが、立派な『筆柿』ばかりだった。着色や肥大も大変良く生産者の努力を感じた」と講評しました。
 同会は幸田町にある3支部(須美、桐山、長嶺)と西尾支部の生産者62人が所属。栽培する「筆柿」は「不完全甘柿」の性質を持ち、1本の木に甘柿と渋柿の両方が実ります。特殊な光センサーを用いて選別後、渋柿は渋抜きをして出荷。同駅や産直施設「幸田憩の農園」と関東、関西、長野、名古屋の市場へ向けて、10日頃をピークに10月下旬まで出荷が続きます。

写真=着色や玉張りを細かく確認する審査員ら(30日、道の駅「筆柿の里・幸田」)