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今年度からの取り組み「なす塾」/研修生初出荷始まる/ JAあいち三河
2022/07/08
JAあいち三河が新規就農者育成を目的に開講している「なす塾」の第1期生が栽培する露地ナス「筑陽」の出荷が始まりました。同塾には3名の研修生が入講しており、5月11日に160本の苗を定植。6月22日に初収穫を迎えました。8月上旬を最盛期に10月末まで収穫し、名古屋の市場に約3㌧出荷する予定です。
同JA管内である岡崎市と幸田町は歴史ある県内有数のナス産地で、国が示す“野菜指定産地”に登録。しかし、平成26年に県が実施した生産構造分析では露地ナス生産者は10年後には46%、栽培面積は39%減少。ハウスナスは生産者、栽培面積ともに半減すると予測されています。そのような課題解決策として行政や地元農家と協力し、「なす産地活性化プロジェクトチーム」を立ち上げ、年間を通じて新規就農者の育成を目指す「なす塾」に取り組んでいます。
同塾研修生の臼井一祥さん(33)は「この3カ月で炎天下の中作業する農家の大変さを改めて感じたが自分が作って食べられるナスができて嬉しかった。まだまだ経験は足りないが、先輩農家を目指して頑張りたい」と話します。
出荷が終わる10月末頃からは既存農家のもとでハウス栽培での研修や就農に向けて準備を行い、岡崎市で2人、幸田町で1人が就農する予定です。
写真=露地ナスを収穫する研修生(1日、なす生産拠点研修農場)