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東海地区唯一/温室桃出荷が幸田町でスタート/JAあいち三河幸田町桃部会
2022/05/26
東海地区で唯一の温室桃産地の幸田町で5月23日、JAあいち三河幸田町桃部会が栽培する温室桃の出荷が始まりました。徹底した温室管理によって露地栽培よりも早く出荷ができ、風や病害虫の影響を受けにくいため品質の良い桃を栽培します。
初日は早生品種「はなよめ」約46㌔、「希望」約9㌔の持ち込みがありました。4月中下旬の降水量の多さから日照不足が心配されたが、5月に入り天候も回復し例年通りの高品質。25日ごろからは主力品種「日川白鳳」の出荷を予定します。初出荷に合わせて目揃え会も開き、生産者や西三河農業改良普及課ら10人が参加。生育状況や病害虫被害を確認した後、出荷規格を共有しました。
今年は新品種「さくひめ」の出荷も少量だが本格化。非常に甘い食味と香りの強さが楽しめます。種の小ささや可食部の多さも特長で今後は生産拡大を目指します。
同部会は6戸が1.67㌶で「はなよめ」、「希望」、「日川白鳳」などを栽培。そのうち3戸の生産者が温室桃を約60㌃で栽培し、名古屋の市場を中心に8㌧の出荷を目指します。6月10日前後にピークを迎え6月末まで続き、その後は露地桃の出荷に切り替わります。
写真=温室桃「希望」を収穫する生産者(23日、幸田町須美)