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東海エリア唯一の温室桃出荷始まる/糖度、着色、果形、玉伸び良好/JAあいち三河幸田町桃部会

2018/05/15

 東海地区で唯一の温室桃産地である幸田町で5月11日、温室桃の出荷が始まりました。4月に高温が続いた影響で平年より6日ほど早く、初日の出荷量は9㌔と少ないものの、玉伸び、糖度、着色、果形は上々です。20日には主力品種「日川白鳳」の出荷が始まる予定です。
 JAあいち三河幸田町桃部会は減農薬、減化学肥料栽培に取り組み、エコファーマーの認定を受けています。また、水管理を徹底した栽培で樹が余分な水分を吸い上げることを防ぎ、甘みや栄養分が凝縮された実が付きます。色と味をさらに良くしようと地面にパール色と銀色の反射資材を敷き、光の照り返しにも気を配っています。
 同部会は、7戸の生産者が167㌃で桃「希望」、「日川白鳳」、「白鳳」、「よしひめ」などを生産しており、そのうち3戸が約70㌃で温室栽培を行っています。出荷は名古屋市、三河地方、富山県の市場に向けて8㌧を見込んでいます。6月初旬にピークを迎え、6月中旬まで続く見込みです。その後は露地の出荷が始まる予定です。
 幸田町須美で同日、温室桃の出荷目揃会を開催しました。生産者、JA担当者の6人が参加し、出荷規格を確認しました。
 同部会の田境義弘部会長は「生産者は皆、栽培歴30年以上のベテラン。心配はないが、品質を落とすことのないよう努めよう」と呼び掛けていました。

写真=桃の出荷規格を確認する生産者ら