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「いちご塾」に4期生3人が開講/みんなが笑顔になるようなイチゴを作れる農家目指す/JAあいち三河
2022/04/07
JAあいち三河は4月6日、イチゴの新規就農者の育成に取り組む「いちご塾」開講式を開きました。今年で4年目を迎え、これまでに7人が独立し就農に励んでいます。当日は、愛知県西三河農林水産事務所農政課や岡崎市、幸田町、JAら26名が出席し、「いちご塾」の事業概要や研修内容について説明。今年度は3名が入講しました。
同塾はブランド力の維持と産地の発展を目指し、10年間で30名の新規就農者の育成という目標を掲げています。既存農家や新規就農者らと研修内容を見直し、今年度からカリキュラムを一部変更。研修生は既存農家のもとで研修を行い、農業未経験者についてはその後、同JAが建設した「いちご生産拠点研修農場」で苗の定植から収穫までの一連の作業を経験します。
同JA天野吉伸組合長は「イチゴサポートセンターを設置し、農業組織が連携し研修生の役に立てるよう努めていく。仲間とともに美味しいイチゴをたくさん収穫できるよう頑張って欲しい」と激励しました。
4期生の杉本浩さん(57)は「この地域の高い栽培技術を学んで、みんなが笑顔になるようなイチゴを作れる農家を目指したい」と決意表明しました。
管内である岡崎市と幸田町は昭和の前半から続く歴史ある県内でも有数のイチゴ産地。令和2年産では販売金額が県内トップを記録しました。また、同塾を卒業した新規就農者の中には部会の平均反収を超える生産者もおり、今後の活躍が期待されています。
写真=「いちご塾」研修生ら(6日、同JA本店)