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「米(まい)ばっく」販売開始へ/農福連携通じて社会体制の構築目指す/JAあいち三河
2021/10/13
JAあいち三河は農福連携を通じて、障害者が生きがいを持ち、社会参画の実現や安定した工賃の確保できる社会体制の構築を目指し、福祉事業者との取り組みを進めています。分野を超えて人材交流や知識の共有を行うことで、自己改革「地域の活性化」やSDGs(持続可能な開発目標)の一環としても期待がかかります。
岡崎市牧御堂町にある特定非営利活動法人アルクスと8月から米袋を使用したバック制作を企画。11月1日からの販売開始に向けて、先着10個をモニター価格で販売し、購入者からの意見を反映できるよう準備を進めています。同法人事業所をはじめ、同JA産直店舗「ふれあいドーム岡崎」や岡崎市役所で販売します。
「米(まい)ばっく」は使用済みの米袋を生地として再利用しているため、高耐久性と防水性に優れており、さらに柿渋を塗ることで防腐、殺菌、消臭効果が期待できます。また、底の部分に下敷きを敷くことで米など重量があるものを入れても型崩れしないように工夫しました。「あいち米」のロゴがデザインのアクセントになっているとともに、バックを購入した人が街で持ち歩くことで「あいち米」のPRに繋がります。
同法人の石塚玲子理事長は「米ばっくは形に合わせて切ることやミシンで縫うこと、柿渋を塗ることなど作業工程が多くあり、利用者の適正に合わせて分業することができる。利用者が就労につながるような取り組みを今後も進めていきたい」と話しました。
写真=完成した米ばっくと米袋をミシンで縫う利用者(7日、岡崎市牧御堂町)