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雨に負けない土づくりを目指し/講習会開く/岡崎市果樹振興会

2021/10/13

 岡崎市果樹振興会は10月11日、「令和3年度土づくり講習会」を同市農業支援センターで開きました。土づくりの改善によって良質なブドウ栽培を目指すことや産地活性化を目的に毎年開催。西三河農業改良普及課やJAあいち経済連ら3人が講師を務め、参加した11人の生産者へ本年度の生育状況の振り返りや土壌診断の目的手順、使用する農薬などの説明をしました。また質疑応答を設け、農薬の使用回数について参加者から質問が挙がりました。
 同普及課の安井葵技師は「大雨が続き、べと病などの発生が見られたことや夏の高温による着色不良から厳しい栽培環境だった。来年に備えて、今から雨に負けない土づくりに励むことが大切。また、着果量制限や環状はく皮処理を行うなど着色向上対策に取り組んでほしい」と呼び掛けました。
 同振興会は生産者38人が「巨峰」や「シャインマスカット」などを栽培。自ら交配したオリジナル品種を栽培する生産者もいます。産直施設や共選出荷、直売所、通販など様々な出荷形態で販売し、10月下旬ごろまで続きます。

写真=土づくりの説明を受ける生産者ら(11日、農業支援センター)