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幸田町特産「筆柿」出荷スタート/全国シェア95%/西三河筆柿選果場運営委員会
2021/09/28
全国シェアおよそ95%を誇る幸田町の特産品「筆柿」が9月21日に初出荷を迎えました。当日はJAあいち三河幸田営農センター内の筆柿選果場に「筆柿」約14㌧の持ち込みがあり、西三河筆柿選果場運営委員会やJA職員など約30人が選果機を使って選果。7.5㌔段ボールを市場に約2500㌜出荷しました。市場に出荷した生産者は「9月以降天候は良く、台風の被害も少なかった。果実について大きさ、甘さも十分で例年並みの収量が見込めるのでは」と話しました。
「筆柿」は1個100㌘ほどの早生品種。筆先に似た形からその名が付き、丸かじりできるほど皮が薄い。「不完全甘柿」の性質を持ち1本の木に甘柿と渋柿の両方が実るため、特殊な光センサーを用いて甘柿と渋柿を選別。渋柿と判定された果実は脱渋して出荷します。
同委員会は幸田町と西尾市の一部生産者59人が約35㌶の面積で「筆柿」を栽培。東京や大阪などに約400㌧出荷予定で、10月10日頃をピークに11月上旬まで続きます。
写真=「筆柿」の傷を確認する生産者(21日、同JA幸田営農センター)