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全国1位の生産量「筆柿」/出荷に向けて仕上げ摘果へ/西三河筆柿選果場運営委員会
2021/08/24
JAあいち三河管内である幸田町の特産品「筆柿」は全国1位の生産量を誇ります。西三河筆柿選果場運営委員会は、8月18日、19日、23日の3日間で筆柿の仕上げ摘果講習会を行いました。19日、幸田町桐山での講習会には、生産者や西三河農業改良普及課、JA職員の18人が参加し、病害虫被害果の確認や仕上げ摘果方法を学びました。今年は、梅雨入りが早く渋柿が多いことが懸念されるものの、8月中旬の気温は低く昨年に比べて着色は前進傾向です。
同普及課の桑山幸子専門員は「仕上げ摘果は収穫時の作業軽減に繋がるためしっかりと行う必要があるが、着果量の少ない樹では適度に残して欲しい」と呼び掛けました。
同委員会は幸田町と西尾市の一部の生産者59人で組織。栽培する「筆柿」は「不完全甘柿」の性質を持ち1本の木から甘柿と渋柿が実ります。選果機の特殊な光センサーで甘柿と渋柿を選別し、渋柿は渋抜きして出荷。出荷は9月中旬から始まり、10月下旬まで続きます。同JA産直施設「幸田憩の農園」や同町にある道の駅「筆柿の里幸田」で販売します。
写真=病害虫被害果の実物を確認する桑山専門員㊨と生産者(19日、幸田町桐山)