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圃場巡回し、生育状況確認/鳥獣害対策強化に努める/JAあいち三河葵ぶどう部会
2021/06/07
JAあいち三河葵ぶどう部会は6月1日、良質な「種なし巨峰」の出荷に向けて西三河農業改良普及課の専門員とJA職員が部会員の圃場を巡回しました。ブドウの生育状況や病害虫、ジベレリンの処理などについて確認。今後の管理方法を確かめました。
同部会の浅川巌部会長は「4月頃の芽の出具合が若干早いように感じたが、花落ちがよく病害虫による大きな被害もないため順調に生育している」と話しました。
また、昨年より試験的に開始している圃場の両サイドからネットを取り付け、カメラを設置した鳥獣害対策を行った結果では、例年の約3分の1の被害で済むことがわかりました。今年度は昨年の対策案をさらに強化するため、新たに金属のステンレスワイヤーを2.5㍍間隔に設置することでカラスによる被害をさらに防止するよう努めます。今年度の結果次第では来年度以降鳥獣害対策として実施していく予定です。
同部会は14人の生産者が「種なし巨峰」を約4.0㌶の面積で栽培。今後は着色を良くする環状剥皮の講習会等を行う予定で、出荷に向けて着々と準備が進みます。出荷は8月中旬をピークに9月中旬まで続く予定で、岡崎市、名古屋市、岐阜県の市場に出荷します。
写真=生育状況を確認する生産者㊨と専門員(1日、岡崎市滝町で)