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「いちご団地」待望の初出荷/45トンの出荷見込む/JAあいち三河

2020/12/09

 JAあいち三河が今年9月に新設した「岡崎竜泉寺いちご団地」で12月上旬、待望のイチゴ初出荷を迎えました。生産者は手間ひまかけて栽培した大粒で香りの良い品種「紅ほっぺ」の収穫作業を行いました。
 携帯やパソコンでハウス内の温度や湿度、炭酸ガスなどをモニタリングすることができる「あぐりログ」を全棟で設置。温度管理を徹底することで1番花に続いて2番花が咲き始めており、生育は順調に進んでいます。
 同団地はイチゴ新規就農者の育成を目指す「いちご産地活性化プロジェクトチーム」の取り組みの1つで、自己改革の柱として取り組む同プロジェクトでは愛知県内でも有数のイチゴ産地である岡崎市、幸田町での新規就農者の育成、定着を支援します。高設栽培の丸型ハウスが全7棟あり、現在は今年から新規就農者となった「いちご塾」卒業生や規模拡大を目指す既存農家など計4人が栽培を行っています。
 初出荷を迎えた鴨下里美さん(45)は「我が子のように大事に栽培したイチゴが健康に育ってくれて嬉しい」と笑顔で話しました。
 7棟のハウスで合計45トンを目標に地元市場やスーパーなどへ出荷。来年5月末まで続く予定です。

写真=イチゴを収穫する鴨下さん(8日、岡崎竜泉寺いちご団地で)