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農産物全量を福祉施設へ寄贈/農産物品評会実施/JAあいち三河

2020/11/16

 JAあいち三河は11月14日、農産物品評会を開催しました。同品評会は農産物の品質や栽培技術の向上などを目的としており、賞に選ばれた64品の農産物を含めた全429品を展示しました。また今年から新たな取り組みとして、出品された農産物を岡崎市内の福祉施設に寄付。同JAの自己改革の柱に掲げる「地域の活性化」や持続可能な開発目標(SDGs)「飢餓をゼロに」などに積極的に取り組んでいます。
 例年はJAまつりにて即売会を開き、売上金の一部や受賞農産物のみを寄付していましたが、今年は多くの集客を見込むイベント開催の困難な点や施設にて生活する子どもたちに地元農産物の美味しさ、安全性を知ってほしい点などから同市社会福祉協議会と協議し、市内2か所への福祉施設へ農産物を全量寄付としました。受け取った施設の1つである社会福祉法人児童養護施設岡崎平和学園の小笠原寛施設長は「昨年は受賞した里芋やイチゴなどの農産物をいただき子どもたちはとても喜んでいたが、今年は昨年よりももっと多い農産物を頂けた。子どもたちへの少し早いクリスマスプレゼントになったのでは」と話しました。
 また、同日寄付前に行われた品評会には地域住民ら約106人が訪れました。前日13日の関係者による審査で最高位にあたる農林水産大臣賞を受賞した同市渡町の小野田賴子さんの大根をはじめ白菜、サツマイモ、イチゴなどが並びました。同JA新家智明経済担当常務は「すばらしい農産物が出品されている。地元農家が一生懸命栽培した農産物を披露する場を設けたいと思っていたので、開催に至って嬉しく思う」と話しました。
 同JAでは今後も「地域の活性化」を含めた自己改革を進め、地域に根付いた“無くてはならないJA”を目指します。

写真=寄付した農産物を車に詰め込むJA職員㊨と施設職員(14日、同JA本店で)