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「いちご塾」研修生がイチゴ苗を定植/研修で基礎を身に付け今後に活かす/JAあいち三河

2020/09/29

 JAあいち三河は2018年から「いちご産地活性化プロジェクト」を始動しており、2019年にはイチゴの新規就農者を育成する「いちご塾」を開講しています。同プロジェクトは、高齢化によって生産者の減少が懸念される中、農業生産の拡大や地域活性化を目的とした自己改革や持続的可能な開発目標(SDGs)「飢餓をゼロに」の取り組みの1つです。
 岡崎市土井町にある「いちご生産拠点研修農場」でイチゴ「紅ほっぺ」の定植作業を9月25日から29日中の3日間で行い、今年4月に「いちご塾」の2年コースに入講した研修生を含む10人が参加しました。3月上旬に親株からランナー増殖を行っていた苗を炭酸ガスでダニ防除作業などを行った後、3日間で1万3千本を定植しました。
 研修生の柴田智輝さんは「株間を均等にすることや苗の向きなどを意識するとともに苗が充実した苗かどうかを確認して作業した。研修で基礎をしっかりと身に付け、今後に活かしていきたい」と話しました。
 同塾は農業未経験者からなる2年コース、農業大学校出身者などの農業経験者からなる1年コースを用意。新規就農者に合わせた研修プログラムを実施しています。2年目となる今年度は、新たに1年コースに2人、2年コースに3人が入講しました。

写真=イチゴ苗を定植する柴田さん(25日、いちご生産拠点研修農場で)